動脈硬化を改善するには(その1)

動脈硬化が進行してしまったら、血管年齢が通常より高くなり、若い頃のような血管にもどらないといわれています。

だから薬物療法や食事習慣、運動療法で、その後の動脈硬化を進行させないようにする考え方でした。

一方で最近は生活習慣を改善することで、血管年齢を若返らせることもできるという報告もあり、うれしいところです。

具体的には、日々の運動習慣、例えばウォーキングやジョギングなど有酸素運動を小まめに取り入れることですね。

第二の心臓といわれるふくらはぎを鍛えることで、ふくらはぎが全身に血液を送るポンプの役目をしますから、心臓に負担がかかりません。血管が依然より、広がったり収縮しやすくなる弾力を高めることになります。

また少し早歩きすることで、血液中に一酸化窒素が増えてブラジキニンが活発化します。

その結果血管を広げやすくなり弾力が増します。

全体として血液がサラサラと流れやすくなりますから、心臓病、脳梗塞等、動脈硬化関連の病気を予防したり、改善の期待が高まります。

この血管を広げやすくなるブラジキニンは運動後数日は体内で活動しますから、高血圧の方にも効果があります。

運動も毎日とはいかないまでも、小まめに数十分でもできる環境が設定できればいいですね。

それと、動脈硬化はなんと言っても、LDL(悪玉コレステロール)が問題になりますが、運動することでHDL(善玉コレステロール、動脈硬化の進行を改善する)が増えますから、動脈硬化の改善にプラスになります。

でも重度の動脈硬化症の方は、運動が良くない場合もありますから、医師に相談して判断することが大事です。