閉塞性動脈硬化症の原因

閉塞性動脈硬化とは

閉塞性動脈硬化症とは、手や足などの主要な動脈にコレステロールなどが付着して血管の内壁がが細くなったり、詰まったりして下肢に十分な血流がいきわたらないで、滞る病気です。

 

症状として、じっとしていても手足のしびれや、治りにくい潰瘍が発症したり、常に冷たい感じが生じたりするなど、血流の障害がおきている状態です。

 

また閉塞性動脈硬化症には、間欠性はこうといって、休みながらでないと、足の痛みが生じて、歩行が続けられないなど日常生活が困難になることがあります。

 

そして動脈硬化がさらに進行すると足の組織が壊死を起こし最悪の場合、切断をしなければならないこともあります。

 

閉塞性動脈硬化になる原因として、高血圧、高脂血症、高血糖などメタボリックシンドロームの3大リスク要因のほか、喫煙や加齢、肥満や遺伝なども挙げられています。



閉塞性動脈硬化症の症状が見られる場合、からだの他の部位でも動脈硬化が進行している可能性も高いので、早期の検査、治療が大切です。特に糖尿病や高血圧、高脂血症に既になっている人は閉塞性動脈硬化にかかりやすいといわれています。



動脈硬化は、肥満、喫煙、食生活、運動不足など生活習慣の要因がかかわってくるので、生活習慣を改善してこれ以上、動脈硬化の進行を抑制することが必要です。



閉塞性動脈硬化の検査は問診や聴診器で音を聞く、血液検査で動脈硬化の状態を探る、あるいは、手と足の血圧を測って進行状況をみるなど閉塞性動脈硬化症を判断する測定方法があります。また血管造影検査で閉塞性動脈硬化症の確定診断をします。